大倉農園 の日記
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玄米と精米の違い(再度登場)
2014.06.29
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これから、だんだん暑い季節になります。玄米は生きていますので、虫が発生しないように涼しい日陰で保管してください。また、時折、虫の有無について袋の中を確認するようにしてください。
さらに良いのは、家庭用の保冷庫があればいいですね。
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玄米と精米の違いについて問い合わせがありましたので、ご説明させていただきます。
田んぼで狩った稲穂の籾殻(もみがら)を取り除いたのが玄米です。一方、スーパー等で売られているのは、精米と言って、玄米の周りにある栄養価の高い胚芽部分を取り除いたお米です。
(1)玄米:もみ殻を取り除いたお米で、栄養価の高い胚芽部分がある。しかし、精米したお米と比較すると美味しさが落ちる。(重さ:10kg, 100%とする。)
(2)精米:玄米の表面を削り取ったお米で、5分付き、7分付き、標準、上白等がある。
・5分付き:胚芽部分を約50%削ったお米。美味しさは、慣れれば、それなりに美味しい。
(精米後の重さ:約9.5kg, 95%になる。)
・7分付き:胚芽部分を約30%削ったお米。美味しさは標準とさほど変わらない。
(精米後の重さ:約9.3kg, 93%になる。)
・標準:胚芽部分をほとんど削ったお米。その代わり、美味しさが増す。
(精米後の重さ:約9.0kg, 90%になる。)
・上白:玄米をかなり削り、栄養価の高い胚芽部分が削り取られたお米。その代わり,
美味しさがさらに増す。(精米後の重さ:約8.5kg, 85%になる。)
玄米は生きています。だから、1年後でも精米した朝日米は、本当に美味しいです。
精米してお米の表面が削られた米つぶは、表面が空気に触れて酸化し、日数と共に美味しさが落ちてきます。
大倉農園は、栄養価の高い玄米を取り扱っている農家です。以上、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。